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ベリーズ 背景はアルツンハのピラミッドの頂上

 中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから車で1時間ほど車で走ったところにアルツンハ国立公園があり、そこには紀元後200年から900年に亘って栄えたとされる歴史を持つマヤ遺跡が保存されています。ここはこの国最大の都市であり、また大型クルーズ船の寄港地にもなっている場所に近いことから、海外からの多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。今日の写真はそのアルツンハ遺跡で撮ったもので、1枚目はここにある遺跡の中で最も高いピラミッドの頂上で撮りました。しかしこのピラミッドは全体の修復がされていないためにきれいな姿は再現されていません。ただ頂上の石積みは背景の通り当時の面影を残しています。

 2枚目はこのアルツンハ遺跡の中で最も有名なピラミッドです。というのもこのピラミッドはベリーズの国産ビールであるBELIKIN(ベリキン)のラベルのシンボルマークに使われていることからです。海外からの観光客が必ず飲むことになるビールのラベルですから、その広報効果は抜群ですね。ちなみにこのピラミッドから重さ4.4Kgのヒスイで作られた人間の頭部が発見されています。そのヒスイの頭部はベリーズの国宝の扱いとなっています。

 3枚目はアルツンハ遺跡風景全体の一部です。ここに限らず全国の遺跡のピラミッドは広場を囲うように配置されていることから当時ピラミッドの果たした役割が想像できます。多くの人々が広場に集まりピラミッドを見上げたことでしょう。ちなみに1枚目の写真のピラミッドはこの写真の右の奥の小高い丘のように見えているものです。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Sony DT18-200。1枚目の写真の撮影データは焦点距26mm、35ミリ版換算39mm、ISO200、F9.0、1/500sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。