写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 草地の野生たち

 中米の国ベリーズのこの国最大の都市であるベリーズシティから車で30分ほどの郊外に、べリーズ川に沿って幅50m、長さ100mほどの草地があり、そこに車を止め、車から降りて川の流れや景色を眺めるのは心休まるひと時でした。そうやって時間を過ごすうちに、ここにも多くの野生が息づいているのに気づきました。今日はそんな憩いの場の動物たちをご紹介します。1枚目はグリーンイグアナで体色で判断するとまだ若者ですが、でも既に全長は1m近くになっています。この国にイグアナは多く生息しておりどこでも見られ決して珍しいものではありません。イグアナは人間をそれほど恐れませんし、人間もイグアナの存在をほとんど気にしません。

 こういった水に近い場所で草地に足を踏み入れると、あちこちでがさがさとイグアナが動く音が聞こえます。この写真では2匹が写っていますが現場にはもっとたくさんいました。日本では考えられない光景ですね。

 その草地の一角に幹の途中で折れ、枯れかけたような木がありましたが、そこでこの写真のようにキツツキが子育てをしていました。その巣の高さは人間の手が届く範囲ですから、キツツキが人に対していかに無警戒か分かります。これも日本ではありえない光景です。

 現場の雰囲気が分かる写真をと載せました。多くの魚が住むベリーズ川の豊かな流れと岸辺のジャングルの風景、草地にも息づく多くの生き物たち、様々な鳥たちの鳴き声、ここは心癒される空間の一つでした。
 使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F7.1、1/800sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。