今年の2月末に訪れたシンガポールで、その地で出会った野鳥たちのご紹介の続きです。シンガポールは小さな国で国の全土で開発が進んでいるのですが自然環境は大切に保護されています。街中には緑があふれ、あちこちに市民の憩いの場となるような緑の多い公園がいくつも整備されています。ですから野鳥の数や種類がとても多い印象で、国のどこにいても野鳥の鳴き声が聞こえてきます。特にカッコウとマイナ（くちばしが黄色の黒い鳥）の鳴き声は途切れることがありません。今日の写真はそんな街中にあるボタニックガーデン（世界遺産の国立植物園）で撮影した鳥たちです。1枚目はリトルグリーン ピジョンです。この公園にはたくさんいました。体色がきれいですね。
2枚目は多分上の写真のメスだと思うのですが、ピンクネックド グリーンピジョンのメスかもしれません。近くにリトルの方がたくさんいましたから、そちらだと思うのですが、はっきり分かりません。日本で見られるアオバトはこれらとは全く違う種類のようです。
3枚目はボタニックガーデン内にある、ここだけ有料のオーキッド（ラン科）ガーデンの入り口付近の様子です。写っているのは欧米からの観光客のようで、園内にはこういった観桜客と思われる人がたくさんいました。改めてこの国の観光が盛んであることを知った次第です。ところで座っている男性の左に一羽のニワトリが見えています。
上の写真に写っているのがこのニワトリです。以前にもご紹介しましたがこれらはニワトリとして家禽になる前の野生のニワトリだそうです。この個体はトサカの形状が変わった形をしています。日本画家の若冲（ジャクチュウ）の絵にも描かれていますがニワトリは美しい鳥です。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F5.6、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
