写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 背景は東公園の大木

 中米のコスタリカの首都サンホセの郊外に東公園という広大な自然に親しむためのレジャー施設があります。そこには大木が林立する一角があり、散策をしながら植物観察や森林浴ができる場所となっています。1枚目はここでは中くらいの大きさの木が並んでいるところですが、太さもさることながらその高さにも驚きます。

 2枚目はストラングラーツリーが背景となっています。この木は鳥などに食べられた種が樹上に残され、それが宿木に根を下ろし、成長します。そして幹は地上に向かって成長し、ついに地中に届きます。その後も地中に根を張りつつ宿木にまとわりつきながら成長し、網の目のように包み込んでいきます。ついには宿木の養分を吸い尽くして宿木は枯れてしまい、後に残るのは中が空洞となった太い網状の形をしたストラングラーツリーとなります。ストラングラーツリーは世界で唯一上から下に向かって成長する過程を経る木なのです。ストラングラーツリーが宿木を乗っ取るには、時には100年単位の時間がかかることもあります。植物の世界でも動物と変わらない生存競争が繰り広げられているのですね。

 3枚目は何の木か知りませんが熟した実が落ちていました。この実と思われるオレンジ色の中身をキツツキが巣に運んでいるのを見たことがあります。違う実かもしれませんが。
 カメラはFujifilm F440。1枚目の写真の撮影データは焦点距離6.3mm、35ミリ版換算40mm、ISO 100、F 2.8、1/350sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。2枚目、3枚目の撮影カメラは Sony α700です。