中米の国ベリーズの、この国最大の都市であるベリーズシティから、車で西に30分ほどの所に小さな集落があり、そこにバブーンサンクチュアリーというNGO団体が運営するサルなどの自然保護のための森があります。時々週末にそこへバードウオッチングに出かけ、クロホエザルの鳴き声を聞きながらジャングルでの散策を楽しみます。今日の写真はその集落への行き帰りの道で見かけた野鳥たちです。1,2枚目はスキーレル カッコーで、日本名は、その動きがリスによく似ていることからだと思うのですがリスカッコーと呼ばれています。
ベリーズシティ市内にある自宅敷地の隣のマングローブ林にもこのカッコーはよく現れるのですが、観察していると、その動きは正にリスのように枝の上を走るように移動します。またこのカッコウは人を全く恐れず、常にこちらの存在など気にも留めないような態度で、人間は警戒すべき存在とは思ってもいないのでしょう。この時の出会いも、彼は道端の枝にいたので、そこに車を止めて窓を開けてすぐ近くで撮影しましたが、全く気にする様子はありませんでした。
3枚目はフーディッド オリオールのオスで、カッコウのいたすぐ近くの枝にいました。この鳥も美しい体色の持ち主ですからフォトジェニックで、カッコウとどちらを撮るべきか迷いました。結局はどちらも撮れましたから満足しました。
4枚目はバブーンサンクチュアリーのある集落の電柱にいたエイコーン ウッドペッカーで、日本名はドングリキツツキです。この鳥はドングリを貯蔵する習性があり、そのために木の幹に一つのドングリが丁度入るの大きさの穴を掘ります。また巣穴はこの写真のように道端の電柱に造ります。面白い習性の持ち主です。
カメラはSONY α57、レンズはSony DT 55-300 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 5.6、1/320sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。