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ライカレンズ  Leitz Elmer 3.5cm F3.5

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 今日の写真は、岐阜県本巣市木知原辺りの根尾川の河原風景で、この日は陽射しがあり、風も穏やかであったことから割と暖かい日でした。さっそくフルサイズカメラにライツ(現在はライカ)のレンズを付けて試写に出かけました。
 カメラの写真を見ていただければお分かりの通り、レンズは35mmでありながら解放はF3.5 と現在で基準では非常に暗いレンズです。その分レンズは小さく本当にこれで写るのだろうかと思ってしまうほどで、見た目の印象はまるでコンパクトカメラ用です。
 そんなことを考えながら、広角レンズだから風景がいいだろうと河原に行きました。車を道路脇の駐車場に止めて歩いて川原に行ったのですが、水辺までは意外と遠く、川岸まで行くのを途中であきらめて撮ったのが今日の一枚です。
 以前にも書きましたが、フアインダーでのピント合わせは難しく拡大機能を使う必要があります。でもこの様な風景であれば目測でも問題ないかと思います。
 撮れた写真を見てみると、思った以上に解像度は高く、ピントの合っている部分の草木はディテールまでちゃんと写っています。絞りはF4.5ですが周辺光量落ちはなく、発色もこの光の状態であれば、昔のレンズを感じさせるような問題はありません。ただ逆光はフレアーが大きく出ます。

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 下の柿の写真は、距離が20m程でしたがピントはばっちりです。この様に、この50年以上前のレンズ、風景写真では実用になることが分ったのですが、次は人物を撮ってみます。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Leitz Elmer 3.5cm F3.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離35mm、35ミリ版換算35mm、ISO400、F4.5、1/3,200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。