中米の国ベリーズは、国土のほとんどが平野部で、更にその標高が低いことから湿地が非常に多くあります。この国最大の都市のベリーズシティも例外ではなく、街中と言えども多くの水場があります。
そのベリーズシティから内陸部に向かって走っても、延々と所々に湿地のある平野が続き、草原のように見える場所であっても土地は水分を多く含み、ぬかるんでいます。
こういった土地柄は水場に好むトカゲたちには天国で、平野部のいたるところでグリーンイグアナや、やはりイグアナの仲間で水の上を走ることができる奇跡のトカゲ、バシリスクが多く住んでいます。
ベリーズの前の任地である、やはり中米のコスタリカは、世界でも有名なエコツーリズムの国で、野生動物の宝庫とされていますが、そのコスタリカと比べても、普段の生活の中で見られるイグアナなどのトカゲの数は桁違いに多く、いつでもどこでも見られるのです。
2枚目の写真の緑色の美しいグリーンイグアナなどは、街中の民家の庭木に登っていたり、1枚目のバシリスクは道路側溝にたくさんいますから、水の上を走る姿を目撃することが度々あります。それは我々外国人には興味深い場面ですが、現地の人たちは誰も気にも留めません。
写真はベリーズシティから、車で30分ほどの郊外にあるリゾートホテルの庭で撮影したものです。
使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。