中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから、西へ車で30分ほどの距離に湿地に架かる橋があります。今日はその辺りの様子をご紹介します。ベリーズの国土は南西部の一部を除いて真っ平らな平野が広がっています。この平野は標高が低く、その多くが湿地やそれに近いような土地となっており、そのためもあって開発が進んでいません。人口も日本の四国ほどの面積を持ちながら４０万人ほどと極端に低い人口密度です。このように水場が多いこと、開発が進んでいないこと、人口が少ないことなどからベリーズは野生生物の宝庫となっているのです。１枚目の写真は橋の上から湿原を眺めた場面ですが、ここには多種な魚は勿論、人を襲うワニも生息しており、運が良ければ橋の上から見ることができます。そして地上には多くのトカゲ類が生息しています。
２枚目の写真のグリーンイグアナはベリーズ市内でも見られる大型のトカゲです。民家の庭木に登っているのを見かけたり道路を横切るのを目撃します。全長１mを越すこのトカゲを日常生活の中で見るのはなかなか迫力があります。彼らは木登り、水泳が得意で、とてもすばしっこいため簡単には捕まりません。
３枚目はどこにでもいる小型のトカゲ、オノールです。たぶんオスだけだと思いますが、のどに伸縮するひだを持っており、これを時々開いて見せてくれます。それがオレンジ色でとてもきれいなのです。
４枚目も上記と同じオノールですが体色が全く違います。３枚目のオノールは背景となっている椅子の色に合わせたかのような茶色の単色ですが、４枚目は地面の色に合わせたかのような土色をしており背景に溶け込んでいます。彼らはカメレオンのように即座に体の色を変えられるとは聞いていませんが、この２枚の写真に見る現象はどういうことなのでしょうか。
これらの写真の撮影機材は Canon IXY Digital 700です。1枚目の撮影データは焦点距離 12.5 mm、35ミリ版換算 63 mm、 ISO ?、F 9.0、1/200sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。
