中米の国ベリーズに滞在していた当時、自宅はベリーズシティ市街地中心部から車で15分ほどの距離にある住宅地にありました。この街はカリブ海に突き出た扇状地にあり、水場が多いことから都市にも拘らず自然が豊かで、日常生活の中でも多くの野生との出会いがありました。今日の写真は週末の日課にしていた自宅周辺の散歩で、折り返し地点のベリーズ川支流の岸で出会った現地の子供たちとの一幕です。彼らはどこかで捕まえたグリーンイグアナを我々に売ろうと声をかけてきました。ベリーズでは一年に一度だけ野生のイグアナを捕まえてよい日があるそうで、対象はオスだけだそうですが、目的は食用にするためです。
この国にイグアナはたくさん生息しており、絶滅の危機はないと思いますが、我々はそれを買い取り開放することにしました。もちろん彼らにその旨を話し了解を取ったうえでのことです。
イグアナは捕われたせいなのか、恐怖で興奮しているようで顔が引きつっているように見えます。縄をほどいてあげると一目散に川に入って行きました。グリーンイグアナのオスは成長すると体色がオレンジ色になりますが、彼の場合は興奮のためか、このように赤黒くなっていました。
カメラはSONY α57、レンズはSony DT55-300 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離55mm、35ミリ版換算82mm、ISO 400、F 6.3、1/200sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。