ケツァールと言えば、鳥付きの間では世界一美しい鳥として垂涎の的だと思いますが、希少性が高く、幻の鳥とも言われているようです。でもそれは正確ではありません。
ケツァールは中米の山間部に生息しているのですが、中米は世界でも治安の悪く、観光客が気軽に訪れることができない場所が多いため、出会う機会が限られているのが現状です。
その点コスタリカは中米の中では比較的治安が良く、世界でエコツーリズムの国として知られているように観光開発が盛んにおこなわれています。
中でもコスタリカの首都であるサンホセから、車で1.5時間ほどの距離にあるサベグレ谷は、ケツァールに出会える場所として有名で、世界中から観光局が集まる観光スポットになっています。
この谷は住民が観光の目玉であるケツァールを保護し、数を増やすことに力を入れており、その成果が表れている場所でもあるのです。
ですから一年を通じて、この谷を訪れ、この地をよく知っている地元のガイドを雇えば、ほぼ確実にケツァールに出会うことができるのです。
でもせっかく世界一美しいといわれるケツァールに出会うなら、オスの尾羽が最も伸びる12月頃が良いかもしれません。ただその時はホテルの予約が難しくなりますから、行動はお早めに。
私の経験から、サベグレ谷でお勧めのホテルはサベグレロッジ(サベグレホテル)で、施設、食事、接客が最高です。
ケツァール、鳥好きなら一度は見ておきたい鳥だと思います。
使用機材のカメラは Sony α550、レンズは Sigma 70-300mm F4-5.6 DG APO MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算345mm、ISO 1,600、F8.0、1/50sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。