中米のコスタリカはエコツーリズムの国として有名で、それを売り物に世界中から観光客を集め、日本からもたくさんの人が訪れています。
コスタリカは環境保護において世界のリーダー的存在を誇示しようと、世界で最も早くCO2排出ゼロの実現を目指し、他方で環境保全に積極的に取り組んでいます。もともとこの国は動植物の多様性に恵まれていることから、このような発想がいち早く生まれたのかもしれません。
ところが、首都のサンホセを流れる河原には大量のごみが捨てられており、見るも無残な姿を見せているといった現実があります。
ただこの見苦しい川の姿は、街中では谷が深く人々の目に届かないことから目立ちません。よって住民は平気で川にごみを投げ落とすのです。
また、サンホセの下水道普及率は低く、2012年当時わずか6%で、94%の下水が処理されないままに川に放流されているのです。これでは環境保全をうたう国としては全くの興ざめですね。
さて今日の写真は、コスタリカを訪れても日本人がほとんど訪れないカリブ海側にあるカウイータ国立公園で撮った3枚です。
公園面積はそれほど広くないのですが、美しい海岸とサンゴ礁、それに陸地のジャングルが売り物で、様々な野生動物に出会うことができます。ナマケモノがたくさんいます。
またビーチのサンゴ礁が素晴らしく、これまで世界各地でシュノーケリングを楽しみましたが、これほどに美しいサンゴと熱帯魚を見たのはここが初めてでした。
海岸にシャワー施設がありますから、海水浴後はさっぱりして帰ることができるのもうれしいこの公園の利点です。
使用機材のカメラは Sony α550、レンズは Sigma APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離130mm、35ミリ版換算195mm、ISO 200、F5.6、1/400sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。