今日の写真は去年の1月に撮影したベニマシコですが、今年は暖冬のせいで雪が降らないせいか、まだ出会えていません。この鳥は北海道や青森県の下北半島で繁殖し、冬には南下するのですが、今年は雪が少ないためにの南下が遅れているのかもしれません。
ベニマシコは人間に対する警戒心が比較的低く、慎重に行動すればかなり近くまで寄ることができます。ただ私が彼らに出会う場所の多くは草場であり身を隠す場所がなく、撮影には苦労します。でもこんなに美しい鳥であれば苦労のし甲斐があります。
ベニマシコも他の鳥たちの例にもれず、メスは地味な体色で、フォトジェニックな対象ではありません。人間の興味ばかりでなく他の天敵からも目立ちにくく、オスよりは生き延びる可能性が高いのでしょうね。それによってうまく子孫を残しているのだろうと思います。
これらの写真は、岐阜市近郊にある自宅の近くの散歩コースの中の、根尾川の河原近くの草場で撮影したものですが、年々そこが笹薮の広がりによって浸食されており、近い将来ベニマシコの好物の実がなる雑草が無くなるのではないかと心配しています。この笹薮、何とかならないものでしょうか。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。大きな写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO400、F 5.6、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックしてもう少し大きく見ることが出来ます。
