写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 背景はクルックドツリー野生生物保護区の岸辺

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 中米の国ベリーズの最大の都市から車で約1時間の距離に、クルックドツリー野生生物保護区があります。そこは世界の湿地を保護する目的で設立された国際約束のラムサール条約に登録されています。それでもお分かりの通りここは野生生物の宝庫となっており、世界中から豊富な野生の自然を満喫しようと観光客が訪れます。
 保護区内の湖の周りを散策するために整備された小道は、野生との出会いや風景など興味は尽きません。今日の写真はそんな小道で撮った一枚で、マングローブが茂るとても魅力的な湖畔の岸辺でした。

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 この小道で出会った写真の鳥はとても変わった習性の持ち主で、名前は Barred Anthrike(バレッド アンツライク 日本名:シマアリモヅ)。その面白い習性とは、アリが捕まえた昆虫を横取りするというもの。よって彼は高い梢ではなく、地上近くの枝でじっと地面を見つめていることが多いのです。世の中色々な鳥がいるものですね。こういった変わった鳥たちに出会えるのがこの保護区の楽しみなのです。

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 空には地上の死骸を探すハゲワシが常に舞っており、時には何十阿百という数になることがあります。これは顔の赤い七面鳥ハゲワシです。

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 こちらは顔の黒い黒ハゲワシ。彼らは死肉が大好きですから、牛であろうが魚であろうがなんでもきれいに平らげてくれます。しかしそのおかげでいつまでも死骸が残ることなく、それによる汚染を防いでいるのですね。大自然は本当によくできています。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距70mm、35ミリ版換算105mm、ISO400、F 5.6、1/200sでした。