今日の写真は先日2022年6月1日に岐阜市近郊にある自宅近くの文殊の森公園で捉えたメジロの写真です。メジロはごく一般的な鳥で普段の生活の中でもなじみが深く珍しい種類ではありません。冬季に庭にミカンやオレンジを吊るすと真っ先に現れ、果汁を吸う姿は愛らしいものです。また彼らは初夏から秋にかけて、特に子育ての時期には多くの虫を捕らえていることはご存じでしょうか。1枚目はネジキ（多分）に付いた虫の幼虫をくわえている場面です。
このメジロの停まっている木はネジキですが、御覧の通りその花は白色です。もし青虫がこの木で活動するならば自身の体は葉の色に合わせて緑色にするか、或いは花の色に合わせて白色にして身を隠すのが得策です。そうして幼虫は体を白くしたのですが、目ざといメジロはそれを見逃さなかったということですね。身近な野生の弱肉強食の世界です。
この花はササユリで、文殊の森公園にはこのササユリをフェンスを作って保護しており、花の時期には来場者に開放しています。自然のままにしておくとイノシシに荒らされたり、心無い人に持ち去られたりするからでしょう。この写真のササユリはユリ園の中ではなく、文殊山に続く登山道の脇に咲いていたものです。つまり全く野生のササユリです。来年もまたここで咲いてくれることを祈っています。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 800、F 5.6、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
