写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 背景は空港近くのジャングル

 今日の写真は中米ベリーズの、この国最大の都市であるベリーズシティと、その近くにある国際空港との間の風景についてです。ベリーズシティはカリブ海に突き出た半島状の扇状地の上にできており、よって市内全体の標高は低くたぶん平均は50㎝以下だと思います。土地の起伏は全くなく真っ平らで小さな丘さえありません。こういった土地ですからハリケーン襲来時の高潮などの被害が大きく100年ほど前に首都をこのベリーズシティから内陸部のベルモパンに遷都しています。しかしながら未だに商業の中心地となっており、人口もこの国最大です。そのベリーズシティの郊外に国際空港があり、それとの距離は大体15㎞です。その間の一部というか、そのほとんどが今日の写真の風景になっています。川はこの国最大のベリーズ川で、この辺りは河口に近く満潮時には川が逆流します。その川に迫る熱帯雨林が日本では絶対に見られない風景なのです。

 この写真では川はゆったりと流れていますが、時には波打って流れることもあります。道路から見るこの川の風景は見渡す限りが熱帯雨林でそれが両岸に迫っており、この国最大の都市に近いのに、このようなジャングルの風景が味わえるのです。空港から街に到着するまでの、この国で見る初めての風景がこれですから期待は高まろうというものです。車から降りて川を眺めていると対岸からインコなどの鳥やサルなどの鳴き声が聞こえてきます。まさにこれこそジャングルといった感じなのです。

 その川沿いを走るベリーズシティと空港をつなぐ道路がこれです。国の玄関口ですが道路幅はやっと2車線といった広さで中央線は引かれていません。かつては引かれていたかもしれませんが見当たりません。道路の標高はやはり低く大雨が続くと冠水します。その時には道路をワニが横切るそうですから運転には注意が必要です。いかにも熱帯の国のエピソードですね。私はこういった国が大好きです。

 使用機材のカメラはSONY α550。レンズはMinolta AF28-105 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距28mm、35ミリ版換算42mm、ISO 200、F10.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。