中米の国ベリーズの最大の都市はベリーズシティで、カリブ海に突き出す形の半島にあります。この半島は地形で想像する限り、川によって上流から運ばれた土砂によって形成された扇状地です。ですから市内の標高は非常に低く、平均で50㎝もないのではと思います。
この写真は市の中心部から12㎞ほど内陸部にある国際空港から市内に通じる道路の、ベリーズ川を挟んで見える対岸のジャングルの景色です。この川にはカワイルカ、マナティ、クロコダイルなどが住む野生の宝庫です。
これは上記の道路脇にある民家の庭で、手前には花畑が、向こうには中米の桜と呼ばれるポウイの木が見え、満開の花をつけています。花に囲まれたこの庭にはたくさんの野鳥たちが集まってきます。
最初にベリーズに着きこの景色を見たとき、本当に驚きました。国際空港と最大の都市を結ぶ道路でこの景色が見られるとは信じられない気持ちでした。これに似た景色はコスタリカでも見たのですが、それは町から車やボートを使って何時間もかけて到達する場所だったのです。それがベリーズでは最大の街のすぐ近くだったのです。
その後の滞在で、ベリーズは期待にたがわす素晴らしい野生の王国であることを知りました。
使用機材のカメラはPanasonic Lumix FX60。1枚目の写真の撮影データは焦点距8.3mm、35ミリ版換算47mm、ISO 80、F 3.9、1/250sでした。また、1枚目の写真をクリックすればもう少し大きく見ることが出来ます。
