中米の国ベリーズは日本ではあまりなじみがありませんが、欧米では人気の観光目的地です。国土は日本の四国ほどですが人口は33万人と少なく、よって多くの自然が残されています。加えてここは古代マヤの支配地であったことから当時の遺跡がたくさん残されています。今日の写真はそんなマヤ遺跡からのご紹介です。1枚目はこの国最大の都市であるベリーズシティから車で1時間ほどの距離にあるアルツンハ遺跡で規模はそれほど大きくはありませんが、いくつかのピラミッドが修復されており、かつての威容を見ることができます。背景のピラミッドはここの遺跡を代表するもので、この国で造られているビールのラベルのデザインに採用されています。
このアルツンハ遺跡公園は最大の都市であるベリーズシティに近いことから、クルーズ船で訪れる観光客に人気があり、毎日多くの人が訪れます。この国のピラミッドはどれも頂上まで登ることができますから、貴重な古代の建造物を触りながらじっくり楽しむことができます。写真でもお分かりの通り、ピラミッドの形はどれも個性的で複雑なデザインが施されています。
ピラミッド上空にはこの古代遺跡によく似合っているハゲタカが舞っていました。遺跡はジャングルの中にありますから、ここでは様々な野鳥たちに出会うこともできるのが魅力です。
カメラはSONY α100、レンズはMinolta AF100-300 F3.5-4.5 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距離100mm、35ミリ版換算150mm、ISO 400、F 8.0、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。