今日の写真は中米の国コスタリカの首都サンホセ市内で撮った野鳥たちです。コスタリカは東の大西洋と西の太平洋に挟まれた細長い国ですが、その中央に高い山脈があることから特異な気候となっており、それが生物の多様性を生んでいます。この国はこの多様性を売りにしたエコツーで有名ですが、確かに街中であっても野鳥の種類が多く日常的に野生と触れ合うことができます。今日の写真の野鳥たちは市街地に近い住宅地にあった自宅の周辺で見かけたものばかりです。1枚目はモットモットの名で知られるハチクイモドキの仲間です。人を怖がりません。
2枚目は自宅前の道路並木で営巣するキツツキです。驚くことに彼らは大人が踏み台に登れば手が届くような高さに巣を作るのです。そして人が巣の真下に行っても、多少威嚇するようにこちらをにらみますが、その程度で特に気にする様子はありません。彼らは人間を脅威とは考えていないようです。
3枚目はブルーグレイタナガーで、水色の美しい鳥です。別の国でしたが以前この鳥のヒナを子供が拾って助け、自宅で育てたことがります。元気に大きくなり手乗りになりましたが、ある日に窓を飛び出し自然に帰って行きました。
4枚目はキスカディ、とても向こうっ気の強い鳥で、自分よりも大きな鳥を追いかけまわします。これはまだ巣立ち間もない若鳥で、人が近づいてもこうしてじっとしていました。人家の期先に巣を架けます。
カメラはSONY α700、レンズはSigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距離280mm、35ミリ版換算420mm、ISO 400、F 5.6、1/125sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。