今日の写真は岐阜市近郊にある自宅近くを流れる根尾川の河原に来たヒレンジャクです。ここの河原の堤防には柳の木の並木があり、その木に多くのヤドリギが寄生しています。ヒレンジャクたちは子のヤドリギの実を食べに毎年ここを訪れるのです。多い時には100羽以上を見かけることもありますが、そうでない時もあります。この周辺には、ここだけでなくヤドリギが寄生している木がたくさんあることから、鳥たちはあちこちに分散しているのかもしれません。
これがヤドリギの実です。レンジャクたちはこれを食べて糞をするのですが、その糞が非常にねばねばしておりあちこちに付着します。その糞の中にはヤドリギの種が入っており、木に付着した場合はそこから根を張り芽を出します。こうしてヤドリギたちは生息範囲を広げていくのです。ですからこの河原周辺にはたくさんのヤドリギが見られ、レンジャクたちが毎年訪れることになるのです。
レンジャクたちを撮影している時に、近くの木に現れたイカルです。彼らがヤドリギの実を食べるのかどうか分かりません。多分食べていないと思います。
カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/800sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。
