写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 飛ぶ野生たち

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  中米の国ベリーズは、国土が日本の四国ほどしかない小さな国ですが、人口は約33万人と非常に少なく密度はまばらです。その原因の一つは、国土の多くが平坦でその標高が低いことから湿地が多く人が住むに適さないことと、農地などへの開発が簡単ではないことが挙げられます。この国の最大の都市べリーズシティはカリブ海の沿岸にあり、やはり標高が低く市内のあちこちに湿地がありマングローブの群生地もあります。しかしそれが豊かな自然を育む要因となり、市内でも多くの野生動物が生息し、それらを日常的に目にすることができます。今日はそんな自然豊かなベリーズシティの様子をご紹介します。1枚目は夕方になると自宅の上空を通過するシロトキです。首に黒い羽毛が見えていますからまだ成鳥になり切っていない個体のようです。

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 シロトキは10羽から50羽ほどの群れを作って編隊飛行します。朝はねぐらから餌場へ、そして夕方はこうして仲間と共にねぐらに帰ります。このように集団で移動するのは猛禽類の襲撃を恐れるからでしょう。1羽の時に襲われるより集団の時の方が生き伸びる確率は高まるでしょうから。

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 朝晩に移動するのはシロトキばかりでなく季節によりますがツバメもこうして上空を通過して行きます。この他にブラックバードやインコ類も自宅上空を通ってねぐらと餌場を行き来しています。

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 こちらは自宅近くの散歩の際に見かけたオレンジ色の美しいチョウです。野生の姿はいつでも人の心を和ませてくれますね。

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 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 虫をくわえるキビタキ

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 今日の写真は先日2021年5月12日に文殊の森公園で出会ったキビタキで、これまでご紹介していなかった個体です。12日には2か所でキビタキに出会った上にオオルリにも出くわしたことからこの個体の掲載が遅れていました。この時期は鳥たちが精力的に虫を捕りますから、その虫をくわえた場面を見る機会が多いのですが、この写真も毛虫かムカデのようなものをくわえています。鳥たちはこうして虫を捕まえてもすぐに飲み込まず、しばらく虫が弱るのを待っているようです。この時はあまり動き回らないことから絶好の撮影のチャンスですね。

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 登山途中で普段あまり耳にしたことのない鳴き声が聞こえ、何の鳥かと思っていると視界の開けた枝に飛び移ってきたのがこの写真のキビタキでした。奇妙な鳴き声はこのように虫を捕らえたことから喜びの鳴き声だったのでしょうか。或いはくちばしを開けられないためにそのような鳴き声になったのかもしれません。

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 文殊の森公園は紫色のツツジが咲き始める時期で、今あちこちでつぼみと開花が見られます。そのツツジの後ろで赤っぽい芽を吹いていた枝がきれいだったことから、ツツジと共に撮ってみました。

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 これが紫色のツツジ。淡い色できれいですね。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 5月14日文殊の森公園のキビタキ

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 2021年5月14日の今日、天気予報では美濃地方は真夏日になるとのことでしたから、文殊の森公園行きは今年初めての半そで半ズボンとしました。これは大正解でとても暑い日となりました。今日の収穫は写真のキビタキです。1枚目は文殊山頂上からの下りに出会った個体で、さえずりの声を頼りに見つけました。鳴き声は美しく体色もきれいでした。なおこの近くでドラミングが聞こえていたのですが、キツツキは見つけられませんでした。

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 こちらの写真のキビタキは今日の登りの時に出会った個体で、一昨日もこの同じ場所で出会っています。こちらも美しい個体だと思いますが、1枚目の写真の個体と同じかどうか分かりません。お互いを見た場所の距離は300mほどでしたから、もしかしたら同一かもしれません。一方、近くで複数のさえずりが聞こえることもありますから何とも言えません。

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 朴木(ホウノキ)別名ホウバの花ですが、先日掲載したものより花びらが開き切っていないため、こちらの方が美しく見えます。花は大きく豪華で優雅ですね。

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 こちらは文殊の森公園からの帰り道の水田で見かけたケリですが、今月6日や10日にご紹介したのと同じ場所です。今日はこの一羽だけでした。

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 使用機材のカメラはSONY α6600、レンズはSony 100-400 GM OSS 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離400mm、35ミリ版換算600mm、ISO 2,000、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 メスを追いかけるオオルリ

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 2021年5月12日の昨日は、このブログ上でご紹介した通りキビタキに出会いました。更にそのキビタキに出会った場所からすぐ近くで今度はオオルリに出会うというとても幸運に恵まれた日だったのですが、今日の写真はそのオオルリです。1枚目はメスを追いかけている最中で、人間の私など眼中にないかのようでした。

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 1枚目と同じ個体で、メスの後を追いかけながらポーズをとっています。できればメスを引き付けるためのディスプレイでも見たかったのですがそれは逃しました。ただそんな儀式があるのかは知りませんが。

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 こちらが追われていたメスで、あちこち飛び移りながらもしばらくこの木に留まっていました。この時オスは近くにいたのですが私の位置からは見ることができませんでした。

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 この日の園内の登山道沿いに咲いていたヤマボウシです。自宅庭の花はピンク色ですが、こちらは白色で、公園のほとんどの花がこの色です。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 5月12日の文殊の森公園のキビタキ

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 今日2021年5月12日の岐阜県美濃地方は曇り空でしたが雨は夕方まで降らないとのことでしたから、いつも通り自宅近くの文殊の森公園に出かけました。今はキビタキオオルリが姿を見せる時期ですからそのチャンスを逃したくないという思いがあります。彼らは10月ごろまで日本に留まるはずですが、なぜか8月を過ぎる辺りからとんと見られなくなってしまいます。そんなことを思いながら文殊山頂上に登りその帰り道、ヒノキ林の中でさえずっているキビタキに出会いました。その時の模様が今日の写真です。1枚目はさえずっている最中ですが、その声は美しく姿もきれいですから野鳥ファン憧れの鳥です。

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 このキビタキに出会ったのは昨日のこのブログでお知らせした、この公園きっての野鳥のホットポイントでした。やはりここで出会う確率は非常に高く、今日はこのキビタキの他にオオルリにも出会いました。さて1枚目の写真から位置を変えてもう少し近づいた場所からの1枚ですが、ここからは背中側になってしまいます。ここの地形でこれ以上近づくのは場所が崖であるため無理でした。

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 登山道の頂上近くで見かけた雑草で他でもよく見かける種類ですが、きれいに咲いていたので撮りました。黄色に咲く春の花は多いですね。何か意味があるのでしょうか。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 1,000、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊の森公園のオオルリ その2

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 先日2021年5月4日に自宅近くの文殊の森公園でオオルリに出会い、その写真をこのブログ上でご紹介したのですが、その写りは悪く残念な写真だったのですが、なんと今日、同公園のほとんど同じ場所でもう一度オオルリに出会いました。それがこの写真です。まるで先の写真の撮り直しのチャンスを与えてくれたかのような偶然でした。写真でお分かりのとおり瑠璃色が濃すぎず薄すぎず美しい個体です。撮影地点はヒノキ林近くで暗く、また撮影距離が20m以上あったことから鮮明には撮れませんでした。これが手持ち撮影による1インチセンサーの限界かもしれません。

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 5月9日の写真と同じように今日もメジロがサクランボをついばんでいる写真です。このサクランボは野生ですから実が小さくそれほど甘くはないと思いますが、野鳥たちには貴重な食糧です。ヒヨドリがいつも群がっています。

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 これは園内に咲いていた朴木(ホウノキ)の花です。我々の地元ではホウバと呼びます。確かとてもいいにおいがする花で、子供の頃採りに行った覚えがあります。また飛騨地方のホウバみそは有名です。

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 今日オオルリに出会った辺りの森の様子です。ここを少し登ったところからヒノキ林が始まりぐっと暗くなります。この周辺ではルリビタキソウシチョウ、ウソ、そして今日のオオルリなどが良く出没する園内屈指のホットポイントです。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 2,500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 ケリの飛翔姿

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 今日の写真は先日2021年5月8日にご紹介した、文殊の森公園近くで出会ったケリの続きです。この日ケリたちは私を警戒してなのか、また同時に威嚇するためなのか4羽ほどが鋭く鳴きながら私の周りを飛び回りました。もしそうならケリたちを驚かして申し訳ないのですが、しかしそれは絶好の撮影チャンスでした。

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 ケリたちは飛び去ってしまうのではなく周りを飛んでくれたおかげで何度もシャッターチャンスがあり、何回も失敗しましたが中には何とかピントの合っているのもありました。もう少しケカメラの設定が適切であったなら更にジャスピンのカットが撮れていたと思います。

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 この写真は背景に民家が写っておりケリたちの生活環境を想像でき、臨場感のある写真になっています。総ての写真が何もない空を背景では寂しいですね。ただこうした空以外の背景ではピントが背後に合ってしまうことがあり失敗写真が増えますし、それに露出も狂います。それにしても飛ぶ鳥を撮るのは楽しいものです。

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 地上で背筋を伸ばし姿勢よく立つケリです。山間部ではケリを見ないので、山間部育ちの私には良くは分からないのですが、ここ最近だけでもケリの数が増えているような気がします。米作りに農薬を控えるようになったせいだといいのですが。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 100、F 5.6、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。今日はいつもより更に大きくしました。