写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 林道のキビタキ

 2022年5月8にちは昨日に続いて朝からからりと晴れ渡っていました。週末の自宅近くの文殊の森公園は人出が多いことからそこを避け、自宅近くの谷川沿いの林道を歩くことにしました。この林道は登りは穏やかで割と平坦ですが、奥が深く林道入り口から1時間歩いても終点が見えてきません。途中であきらめ引き返したのですが養牛場の近くで今日の写真のキビタキに出会いました。ただ今日の目的の一つであったカワセミには出会うことができませんでした。

 キビタキは基本的に人をあまり恐れませんが、今日出会った個体も例外ではなく私を警戒することなく、すぐ近くまで来てさえずってくれ最短時の撮影距離は5mほどでした。

 キビタキはさえずりながらも餌探しをしていたのか忙しく枝から枝に飛び移っていました。この林道では、ここだけでなく他の場所でもさえずるキビタキを複数回見かけたたことから彼らの生息密度は高いのかもしれません。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 1,250、F 5.6、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
 

セントルシア 島の最北端にて

 カリブ海に浮かぶ小さな島国セントルシアは、日本ではほとんど知られていませんが欧米ではあこがれの観光地として有名です。この島は日本の淡路島ほどの大きさしかないのですが海は美しく内陸には深いジャングルがあることから、我々が想像し、物語に出てくるような熱帯の島なのです。今日の写真は島の最北端にある丘の上で、眼下には北東から吹き付ける貿易風で荒れるカリブ海が見えています。

 この丘の東側斜面はいつも風に吹かれて乾燥しているのか、低い灌木とサボテンが目立ちます。海岸線は波に洗われるためか砂のビーチは見当たりません。もう少し南に下ると深い湾があり、そこには海水浴に最適なビーチがあり、リゾートホテルもあります。

 この写真は2枚目とは反対の丘の西側の風景で、風下になりためか東側とは全く違い緑の濃い景色になっています。たくさんの建物が見えていますが、そのほとんどが欧米人たちの別荘やリタイヤした人たちの住まいとなっています。中にはハリウッドスターの別荘もあります。

 撮影機材は Nikon Cool Pix E5400。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 13.5 mm、35ミリ版換算 65 mm、 ISO 50、F 7.8、1/198sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区のアジサシ

 中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから車で1時間ほどの距離にあるクルックドツリー野生生物保護区については、このブログ上で5月4日に詳しくお知らせしています。今日はその続きのようなもので、アジサシが湖で漁をする様子をお伝えします。通常はアジサシは海で見かけるのですが、ここは湖で海岸線から直線距離でも50㎞以上内陸に入っています。でも彼らにとっては餌があれば海でなくとも構わないのでしょうね。

 アジサシ以外にも、この湖では海の鳥でおなじみのペリカンも大きな群れで漁をしているのを見かけます。鳥たちにとってそこが海水であれ淡水であれ、特に問題はないのだと思います。

 アジサシは空中で静止とまではいきませんが、強い風を利用して空中の同じ場所に留まり、狙いをつけて飛び込むという漁をします。

 これがアジサシが飛び込んだ瞬間です。魚の位置が浅かったのか、矢が水面に打ち込まれるごとく海で飛び込むような感じではありませんでした。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Minolta AF100-300 F3.4-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO200、F8.0、1/1,250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 上空のインコ

 中米の国ベリーズは山の全く無い広大で真平らな土地であるユカタン半島の付け根にあり、よってやはり起伏の少ない国土を持っています。その平野部全体の標高が低いことから湿地が国土のあちこちにあり、それが原因になっているのか開発は進んでおらず人口も極めて少ないのが特徴です。その特徴はこの国で最も大きな都市であるベリーズシティでも同様で市街地であってもマングローブが茂っているような場所があります。このような自然ですから野鳥の生息数が多く、それらが日常的によく見られ、この写真のような熱帯に住むインコも毎日のように空を横切る姿を見ることができます。

 ベリーズシティ市内で見られるインコは、今日の写真のホワイトヘデッド パロットとオリーブスローテッド パラキートの2種ですが、前者の方が大きく色彩も鮮やかです。しかし普段見かける頻度は後者の方が断然に多いのです。こんなに美しいインコを毎日のように見られるのですから熱帯地方の人は幸せですね。

 ホワイトヘデッド パロットは一年中ではありませんが、ある時期になると夕方に集団で自宅近くの上空を集団で飛ぶのを見る機会が増えます。これは多分繁殖期以外の時を集団で過ごし、ねぐらと餌場を行き来するためだと思います。この写真は夕方に自宅の上空を集団で飛び過ぎる様子です。

 使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.4-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F7.1、1/1,000sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区内のホテル前にて

 中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーーズシティから、車で1時間ほどの距離にクルックドツリー野生生物保護区 ( Visit Crooked Tree | Official Guide to Village & Wildlife Sanctuary )があります。ここは世界の湿地を保護する目的で設立されたラムサール条約に加盟しているベリーズに2つある保護区の中の一つとなっています。1枚目の写真はベリーズ着任後初めて訪れた同保護区の中で、ホテルの周辺を歩いた時のものです。この時はクリスマス時期であったため朝晩は涼しく過ごしやすい気温だったのを覚えています。

 保護区内の湖周辺には当然ながら水鳥が多く生息しており、一年を通じて様々な種類を見ることができます。もちろんカワセミもその中の一つですが、この国では湿地が多いせいか何種類も生息しています。2枚目の写真はこの国で見られるカワセミの中で最大で、体長41㎝と小型のカラスほどの大きさがあります。

 3枚目もカワセミですが体長は18㎝と日本のカワセミより少し大きい程度です。グリーンキングフィッシャーはその名の通り体全体は緑色をしており、とても美しい鳥です。

 3枚目は都市部でもよくみらるキスカディで、人を恐れず良く民家の軒下などに巣を作り子育てをします。とても気の強い鳥で、時にはタカなどを追っ払うシーンを見かけたりします。今日の写真のこれら3種類の鳥は、ホテルの敷地ゲート近くにある1本の木で見かけました。この国は鳥の密度がとても高いのです。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Minolta AF100-300 F3.4-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO200、F8.0、1/500sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊山のニシカワトンボ

 春になると野山には南から渡ってくる野鳥だけでなく様々な生き物たちが見られるようになります。水中のヤゴから生まれるのはトンボで世界には5000種が、そして日本には200種が生息しているそうです。気が遠くなりそうな数ですがそれらすべてに名前が付けられているのも驚きです。今日の1枚目の写真のトンボは岐阜市近郊にある文殊の森公園で、先日の2022年4月25日に出会ったニシカワトンボで、お尻の形状からメスのようです。日本にもこんな緑色が美しいトンボがいるのですね。ところでこの名前、やはり人名が由来でしょうか。

 2枚目はツツジが満開を迎えている花に来た蜂ですが、これがクマ蜂なのか或いはそうでないのか分かりません。背中に黄色が見られないことから、たぶんクマ蜂ではないのでしょう。

 3枚目は文殊山の四季の展望台に咲くツツジですが、この木は咲き始めは葉が無く花でおおわれています。株はこのオレンジ色だけでなく奥に白色、紫色と続いています。この時期にしか見られない美しい景色です。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.6、1/1,600sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 ノビタキの獲物

 2022年4月19日に岐阜市近郊にある自宅の近くでノビタキに出会ったことは既に以前のブログでお知らせしているのですが、今日の写真はその続きです。この日は自宅を出ていつもの散歩コースの一部である麦畑辺りを歩いている際にノビタキのメスに出会い写真を撮りました。同時に麦畑にキジもいたことからそちらも撮りました。一通り彼らを撮り終えたところで散歩コースを先に進みましたが、先ほどの鳥たちが気になり中間地点まで行って引き返しました。キジもノビタキもまだ麦畑周辺にいて再度撮影したのが今日のショットです。1枚目はノビタキが虫を捕まえてくちばしにくわえている場面です。

 地面に降りて虫を捕らえ、そのままくちばしにくわえ杭の上に停まったキビタキですが、なぜかその獲物を落としてしまいました。そのしぐさは写真の通り無表情(当たりまえか)でしたが、どう見ても自ら虫を捨てたとしか思えない動きでした。この虫を彼女は気に入らなかったようです。

 海のシャチが捕らえた獲物で遊ぶように、このノビタキも虫をいったん自由にし再度狩りを楽しむのかもしれないと、その動きを見守ったのですが、どうやら虫そのものが気に入らなかったようで未練のかけらも見せませんでした。昆虫を食べる鳥でも好き嫌いがあるようです。写真で虫が杭の横を落ちていくのが見えるでしょうか。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/1,600sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。