写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

セントルシア 背景はイギリス軍の石垣遺跡

 カリブ海の島国セントルシアは日本人にはなじみがないのですが、欧米ではとても有名なリゾート地で、多くの人の憧れのバカンス先となっています。特に新婚のカップルには人気で、新婚旅行で一番行きたい国ナンバーワンにこれまで何度も選ばれています。素朴さを残しながら適度に開発され、よって快適さを味わいながら現地の人ともある程度交流できる環境が評価されているのだと思います。そんな島の一番の観光スポットは島北部のロドニーベイで、その北端に今日の写真の舞台となっているピジョンアイランド国立公園があります。ここには熱帯雨林と美しいビーチがあり、更にはかつての大航海時代のイギリス軍の遺跡が残っていることから歴史や自然の観光をしながら海水浴を楽しむことができる最高の環境が整っています。1枚目はそのイギリス軍の兵舎の遺跡を背景にしています。きれいな石積みが印象的です。

 2枚目はやはり軍の施設であった調理場の遺跡から、この公園にある2つの丘の高い方を見た景色です。この丘の頂上には、第二次世界大戦の頃しばらくの間アメリカ軍のアンテナが建てられていましたが、今もその痕跡が残されています。この島に滞在していた当時、週末にはこの丘に登り、その後ビーチで泳ぐのが日課になっていました。

 園内では日本では決して見られない様々な熱帯植物があり、訪れる度に驚きと発見があります。この写真の木は枝から竹ぼうきのような枝が下に伸び、地面に着くと根が張り幹となります。こうしてこの木は、通常の生育でははるかに及ばない速度で自分の領分を広範囲に効果的に拡大していきます。世界にはいろいろな自然の驚異がありますね。

 1枚目の写真の撮影機材は Fujifilm Finepix F420。撮影データは焦点距離 9.1 mm、35ミリ版換算 62 mm、 ISO 125、F 6.3、1/180sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。それにしてもこのカメラ、本当によく写ります。最初に撮った画像を見てその良さに驚いたのを覚えています。