写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 火の鳥ケツァールのいるサベグレ谷

 中米コスタリカエコツーリズムで世界レベルで有名ですが、それは植物、昆虫、野鳥など多くの生物類が生息している多様性に満ちており、人々はそれを見たいとやって来るのです。日本からも多くの野鳥ファンがこの国を訪れます。その目当ての一つに今日の写真のケツァールがあります。この鳥は手塚治虫のアニメで火の鳥のモデルになったことで知られており、世界にもファンの多い鳥です。ケツァールは世界で最も美しい鳥の一つとされ、野鳥ファンであれば一度は見たい垂涎の鳥です。1枚目はオスの成鳥でこれから2mにもなる尾羽が伸びるようです。

 コスタリカは世界で多分、一番この鳥を見やすい国ではないかと思います。この鳥が最も多く生息するサベグレ谷ではケツァールを保護するために住民が活動しており、当地のガイドに依れば近年かなり数が増えているとのことでした。現地ではこの鳥の恩恵で多くのホテルが営業でき、ガイドが活躍できているのです。2枚目の個体もオスですがまだ羽毛が生え揃っていない若鳥です。手前に写っている木の実は彼らの好物であるアボガーデージョです。

 サベグレ谷に限らずコスタリカは植物の種類が多く、たくさんの花を見ることができます。そしてそれらの姿かたちは様々で目を奪われてしまいます。

 コスタリカは熱帯地方に位置する国ですが、サベグレ谷の標高は高く朝晩や雨の日はとても冷えます。ホテルのロビーや食堂は勿論、客室となっているコテージには暖炉があるほどです。ここを訪れる際には必ず冬物を用意してください。

 カメラはSONY α550、レンズはSigma AF70-300 Apo 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO1,250、F5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。