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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

セントルシア 背景は東側の海岸線

 カリブ海の島国セントルシアは、国土が日本の琵琶湖ほどの面積の小さな国です。でもカリブ海というブランド的な立地条件と、緑豊かな内陸部の山々や美しいビーチといった自然が魅力的な島であることから、欧米では人気の旅行先となっています。特にイギリスでの人気が高くハイシーズンにはジャンボ機が満員の乗客を運んできます。また北米からの大型クルーズ船が多い時には一日に5隻接岸します。首都のカストリーズは島の北部にあるのですが、更にその北部は開発が進んでおり、多くのホテル、レストラン、ゴルフ場、マリーナ、別荘が集中しています。今日の写真は島の最北端で撮ったもので、1枚目は島の東側の海岸線を背景にしています。

 カリブ海の島々には北東からの貿易風が吹き付けるため、熱帯地方に位置しながら過ごしやすい気候となっています。しかし島の風上に当たる東の海岸線の波は高く、この写真で見るように海は常に荒れています。これが原因からか、東側の海岸には大きな木が育たず、このように低木とサボテンの原野となっており、独特の景色を見せています。

 3枚目はやはり東側の海岸ですが、ここは標高が高く塩水に当たることが少なくなるためか土地は緑に覆われ地面の露出はありません。でもやはり背の高い木はなく低木とサボテンだけの景色です。

 ここの植物の中には他では見られない種類があるような気がします。この花もそうですが、遠くにちらりと写っているサイザルアサを見たのも東側の海岸だけです。

 これらの写真の撮影機材は Nikon Coolpix 5400です。1枚目の撮影データは焦点距離 11.1 mm、35ミリ版換算 53 mm、 ISO 50、F 7.9、1/221sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。