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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

セントルシア 美しい島国セントルシア

 カリブ海の島国セントルシア東インド諸島に位置し、日本の琵琶湖ほどの大きさで人口は約16万人ほどの小さな国です。主要な産業はバナナ生産でしたが近年は観光業が盛んになりつつあります。気候は温暖で一年中日本の夏のような気候が続くのですが、常に北東からの貿易風が吹き付けるため、それほどの不快さは感じません。島は中央に山岳地帯のジャングルがあり、深い緑に包まれています。海岸には多くのリゾートホテルがあり、シーズンには主に欧米からの観光客が訪れます。その観光の中心地は島北部のロドニーベイで、そこにはこの島で最も長いビーチがあり、ホテルやレストランが立ち並び、東カリブ諸国最大の規模を誇るヨットハーバーがあります。その北端に今日の写真の舞台となっているピジョンアイランド国立公園があります。1枚目はその園内の丘の上にある砦の遺跡で撮ったもので、背景にはカリブ海が広がっています。

 セントルシアは日本ではそれほど知られていないのですが、欧米では人気が高くイギリス、カナダ、米国からたくさんの旅客便が直接乗り入れています。特にイギリスからの閑居客が多くシーズンにはジャンボジェット機が満席で飛んできます。また新婚旅行先としての人気は高く、これまでに何回も世界で一番の評価を受けています。2枚目の写真は1枚目の写真の砦を下のビーチから眺めたものです。この写真の園内のビーチはこの日は海流の関係なのか少し白く濁っていました。こんなことは珍しいのですが。

 3枚目は公園入口い近くの芝生広場です。毎年ここでは世界の有名アーチストを招いてジャズフェスティバルが開催され、多くの人を集めます。でも普段はこのように静かな広場で、風に吹かれながら眺めるカリブ海はひときわ輝いて見えます。正面に見える建物は遺跡を改築して博物館にしたものですが、ドリンクバーも併設されています。かつてこの島の領有権をめぐりイギリスとフランスが激しく戦ったのがウソのような平和な景色です。

 カメラはSONY α100、レンズはSony DT18-200。1枚目の写真の撮影データは焦点距離18mm、35ミリ版換算27mm、ISO100、F10.0、1/100sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。