カリブ海の島国セントルシアは、東カリブ諸国の中でも様々な観光資源に恵まれ、日本ではなじみが薄いのですが欧米では人気の観光地として有名です。特に新婚のカップルには最も行きたい旅行先として、これまでに何度も世界一に選ばれています。セントルシアの魅力について、第一は勿論サンゴのある美しい海岸ですが、それに加えて島中央部のジャングル、世界遺産のピトン山、その近くの温泉、そして島に散らばるかつての大航海時代のイギリス軍の遺跡があります。この遺跡は当時フランスと激しくこの島の領有を争った時に造られたもので、現在傷みが激しいのですが面影は十分に残っています。遺跡は歴史の目に見える貴重な証拠ですから長く残してほしいと思います。今日の写真はそんな遺跡が残る島北部のピジョンアイランド国立公園で撮ったものです。1枚目は園内の砦遺跡のある丘に向かう道の途中で、この国の4月から8月にかけて咲くフランボイヤの花びらのじゅうたんです。
フランボイヤはこの国の代表的な花の一つで日本名は火炎樹です。ご覧の通り、まるで樹全体が燃えるような赤色に染まる様からこの名前が付いたものと想像できます。この2枚目の写真は砦のある丘から園内のビーチ見下ろしたをしたもので海岸に咲くフランボイヤが緑の中に彩りを添えています。1枚目の写真はこの木の下で撮った1枚です。
3枚目は砦のある丘に登った際に、なぜかふもとから我々について登って来た鳥です。このセントルシアの後に滞在することになるベリーズにもこの鳥がいたのですが、英名はモッキング バードで、日本名は確かマネシツグミです。人をあまり恐れず、夕方などにとても哀愁のあるさえずりをします。
使用機材のカメラはSONY α100、レンズはSony DT 18-70。1枚目の写真の撮影データは焦点距40mm、35ミリ版換算60mm、ISO100、F6.3、1/80sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。