中米の国ベリーズの、この国最大の都市はベリーズシティで、カリブ海岸沿いにあります。最大の都市と言ってもそれほど大きな街ではありませんから、車で少し走ればすぐに人家がまばらな郊外になってしまいます。市街地から車で40分ほどの所に小規模なリゾートホテルがあるのですが、今日の写真はそのホテル敷地内で撮ったものです。1枚目は親鳥がヒナに餌を与えている場面ですが、双方は全く似ていません。親鳥はオレンジ色が美しいフーディッドオリオールですが、ヒナはそうではありません。これはまず間違いなく托卵の被害にあったものと思います。
2枚目は餌を探す親鳥のフーディッドオリオールのオスです。親はどうして子供の見た目が自身と大きく違うのに気づかないのでしょう。鏡が無いから自分の姿は分からないと思いますが、少なくとも伴侶の姿とは大きく違うのですから。
それにしてもホトトギスやカッコウに代表される鳥たちは、どうやって托卵などという方法を思いついたのでしょうか。なぜ他の鳥たちはそうしないのでしょうか。自然は奥が深いですね。
カメラはSONY α57、レンズはSony DT 55-300 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 5.6、1/200sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。
