中米の国ベリーズに滞在していた当時に住んでいたのは、この国最大の都市であるベリーズシティの市街地中心部から車で15分ほどの距離にある住宅地でした。ベリーズシティは川が海に注ぎ込む扇状地であることから、市内全体の標高が低く水場が多くあります。よってたくさんの動物が生息しており、野鳥も例外ではなく多くの種類と数が見られます。空にはミサゴやグンカンドリが舞い、広めの水路にはペリカンが浮いています。そんな自然豊かで野性味あふれるベリーズシティの野鳥たちのご紹介ですが、今日の写真は自宅の周辺で見かけた鳥たちです。
1枚目、2枚目は毎日のように自宅の敷地に現れるイエロースローテッド ワーブラーです。彼は木や壁に着く虫を、また敷地内にある街灯に夜に集まり、そこに残っている虫を探しに来ます。あまり人を怖がりませんから、人が立っていてもすぐ近くまで寄ってきます。のどの黄色が目立つ美しい鳥で、街中でもよく見かけます。
3枚目は自宅敷地の隣にあるマングローブ林に来たサマータナガーのメスです。オスは全身が鮮やかな赤色の美しい体色をしています。この鳥も住宅地でよく見かけます。
4枚目はオリーブスローテッド パラキートの次に多く出会うホワイトフロンテッド パロットで、夕方に群れで空を横切って飛ぶ姿を見かけます。多分集団のねぐらに帰っていくのでしょう。インコが群れて飛ぶ姿を見ると、ここが熱帯地方であることを実感します。
カメラはSONY α57、レンズはSony DT 55-300 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 5.6、1/400sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。
