カリブ海の島国セントルシアは、東インド諸島に位置し、北にフランス領のマルチニーク、南にセントビンセントがあり、晴れた日にはその島影がよく見えます。セントルシアの国土は日本の琵琶湖ほどの大きさで、約600平方キロメートルです。島の成り立ちは火山島ですから土地の起伏が激しく、島中央部の山は急峻で、深いジャングルになっています。しかしこの地形のおかげで島であるにもかかわらず水が豊富にあり、カリブ海のクルーズ船にとっては貴重な水の補給基地となっています。よって北半球が冬になる観光シーズンには多くの大型クルーズ船が立ち寄り、島が活気づきます。また島には東カリブ最大規模のマリーナ(ヨットハーバー)があり、一年を通して多くのヨットが訪れます。今日の写真はそんなマリーナの写真です。マリーナは入り口の狭い入り江になっており、水の循環が悪いためなのか水はそれほど綺麗とは言えませんが海鳥が羽を休め、水中にはボラなどの魚を見ることができます。マリーナ周辺はこの国で最も開発された観光スポットで、コンドミニアムや別荘が立ち並びます。この風景を眺めていると日本よりずいぶんと優雅な生活に見えてしまいます。
カメラはSONY α100、レンズはMinolta 35-105 F3.5-4.5 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離105mm、35ミリ版換算157mm、ISO 100、F 8.0、1/500sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。