岐阜市近郊にある自宅周辺は、岐阜県の特産である富有柿の栽培が広く行われています。しかし、地方における高齢化は進んでおり、都市に比較的近いこの辺りでもそれは例外ではありません。
かつては柿畑に当然のごとく柿の木があったのですが、近頃は柿栽培の後継者がいなくなり、多くの農家は今でも問題なく育つ柿の木を、泣く泣く切り倒さざるを得なくなっています。それは、人の手をかけられない柿の木は病気や害虫などの温床になり、他の畑の木にまで害を及ぼすことになることから切るしかないのです。
私が散歩コースにしている柿畑の中でも、ここ数年でたくさんの木が切られています。目分量ですが1/3が無くなっていると思います。
今日の写真は、今月に入って切り倒された柿の木の切り株にいたトビで、私が近づいたことで飛び立った時の連続写真です。
1枚目の写真はトビが力強く羽ばたく様子ですが、なかなか迫力があっていいと思います。ただ、太陽光がまともにレンズに入る逆光であったため、コントラストが落ちているのが残念です。
それにしても岐阜市近郊でこれですから、地方の農家の将来は本当に心配ですね。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F5.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。