今日の写真は岐阜市郊外にある自宅周辺の冬の野鳥をご紹介します。自宅の周辺はこれまでに何度も書いてきましたが、平野部から山間部に変わる境目に位置していることから多様な環境に恵まれ、多種類の野鳥を見ることができます。ここは典型的な里山地域で、岐阜市中心部まで車で30分ほど、樽見鉄道で大垣市まで35分程と便利な場所なのですが、近年の人口減少は急激で、かつては200人以上が在籍した小学校は現在39人までになっています。この地でここまで過疎が進むとは思ってもいませんでした。よって田畑は荒れているところが多くその風景は寂しい限りです。この状態は野鳥にとってはどうなのでしょうか。さて今日の1枚目は自宅周辺の散歩で出会った柿畑のベニマシコです。毎年この辺りを訪れてくれるのですが、今期の冬は1回しか見ることができませんでした。
2枚目はやはり散歩の時に見かけたノスリです。彼は留鳥ですから一年中同じ地に留まりますが夏になると見ることはほとんどありません。でも冬には毎回の散歩の際に高い確率で出会うことができます。そうした際には大抵こうして高い枝や電柱に停まり、じっと辺りを見つめています。
3枚目は散歩コースの、今は使われていない農園です。雪が降るとこうして白く覆われ何もないのですが、夏には背の高い草木が繁茂し足を踏み入れるのを躊躇するほどになります。この広い農園ではキツネが子育てをし、キジもたくさん見られます。ここは野生動物の楽園になっています。
カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。