写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

シンガポール 植物園の野鳥たち

 今日の写真は去年の2月に旅行したシンガポールで出会った野鳥たちです。シンガポールは日本の琵琶湖より少し大きい程度の小さな国ですが、国土全体が開発されており、国中が都市といった景観を見せています。しかし緑は多く、たくさんの公園の他に高層住宅ビルが建ち並ぶ団地においても敷地に多くの木が植林され、コンクリートジャングルのような息苦しさは感じられません。そしてその緑の中に多くの野鳥を見ることができるのは驚きでした。ここが熱帯地方からなのか分かりませんが、鳥好きにとっては彼らを身近に感じられるうれしい国なのです。この10日間のシンガポール旅行で訪れた公園は4か所でしたが、そのどれもがそれぞれの特徴を持っており、見られる野鳥の種類も変わってきます。

 その中で一番多く訪れたのがダウンタウンに近い公園である国立ボタニックガーデン(世界遺産の植物園)でした。私の感覚では訪れた4つの公園で最も鳥の種類と数が多いのではと思いました。1枚目2枚目はコモン フレームバックというキツツキで赤い頭部と背中のゴールド色が豪華で美しい種類です。でもここでは珍しい鳥ではありません。

 3枚目はオリエンタルマグパイ ロビンで、コマドリの仲間だと思います。さえずりがとてもきれいで盛んに鳴いていました。他のこの国の鳥たちが総じてその傾向なのですが、このロビンも人を全く怖がらずすぐ近くで撮影できました。
 カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 散歩道のイカル

 2024年3月21日は、朝方に雪が1㎝ほど積もっていました。お昼になって青空が見えるものの雪のちらつく寒い日となりました。でも雪の降りが強くないことからいつも通り文殊の森公園に出かけ文殊山に登りました。その間にヤマガラシジュウカラなどに出会いましたが写真に撮れたのはエナガだけでした。今季は本当に鳥との出会いの少ないシーズンです。帰宅後、午後になって自宅周辺の散歩に出ましたが、運悪くこの時雪と風が強くなり吹雪に見舞われましたが、この時期の雪はたいしたことはありません。すぐに止んで陽が射してきました。その後コースにある今は使われていない大きな農園の所に来たところで、イカルの群れに出会いました。今日の写真はそのイカルたちです。

 農園は現在整地され多くの木が切り倒され、鳥たちが羽を休める木が少なくなっています。でも今日のイカルたちは農園の外にある畑で餌探しをしており、私が近づくと近くの木に避難しました。この木は梅か桜かよく分かりませんが写真での鳥との相性はいいですね。

 3枚目は今日の文殊山登山で見かけたショウジョウバカマです。いつも山で出会うご夫婦に教えてもらいました。この写真を見ていてわかったのですが茎に毛虫が付いています。もう既に虫たちは活動しているのですね。

 カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.0、1/1,250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 自宅近くのイカルの大群

 岐阜市近郊にある自宅の周辺は、濃尾平野から山間部に入る入り口に当たり、変化に富んだ自然環境となっていますから、平野部にしか住まない生き物と山間部でしか見られない生き物などを同時に見ることができます。例えば山間部に生息するシカやサルは自宅庭に現れるし、平野部で多く見られるキジやムクドリを普通にいます。そんな環境でイカルは一年を通じて見られるのですが、自宅の周辺では冬になると大群を作ります。それが今日の写真です。この写真の舞台は自宅近くの今は使われていない農園周辺ですが、その農園に今重機が入って整地しています。3枚目の写真のイカルがいつも停まる大きな木は、そのあおりで切り倒されてしまいました。この農園が今後どうなるのか心配です。
 カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/320sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 2024年3月19日の野鳥たち

 2024年3月19日は朝から青空が広がる快晴となりましたが、空気はまだ冷たく寒く感じました。午前中に自宅近くの文殊の森公園に出向き、文殊山の野鳥観察小屋まで登りました。その登山では、わずかな種類の野鳥にしか出会えませんでした。帰宅後に午後から自宅周辺の散歩に出かけたのですが、いつもの散歩コースの一部で電線の架け替え工事が行われており、やむなく途中で引き返しました。昨日ベニマシコに出会った場所に行き着くことができなかったのは残念です。しかしコースの一部である柿畑の中で普段あまり見かけないビンズイに出会いました。そこが1枚目の写真です。

 2枚目は今日の文殊山登山道で出会ったルリビタキのメスです。これまでに何度もお伝えしていますが、今シーズンはまだルリビタキのオスに出会えていません。メスには何度も会えるのに本当にどうしたことでしょう。なおこの近くで久しぶりに二ホンリスにも出会いました。

 3枚目は自宅の庭に植えてあるクロモジの木に花が咲きました。この木は良い芳香を放つことから高級爪楊枝として利用されます。私も時々枝を折って、その匂いを楽しんでいます。

 カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.6、1/1,250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 鳥の托卵

 野生の世界では不思議なことがとても多いのですが、野鳥の托卵もその一つだと思います。今日の写真は中米の国ベリーズで見た托卵の現場です。

 親はオレンジ色が美しいフーディッドオリオールで、托卵している鳥の名前が分かりません。でもベリーズシティ市内やその郊外ではよく見かける種類です。日本ではカッコウホトトギスの托卵が有名ですが、この托卵している鳥はホトトギスらの仲間ではないような気がします。ということは彼ら以外にも托卵する鳥が居るということですね。

 托卵する鳥たちは、どうして他の鳥に子育てをさせようという発想ができたのでしょうか。そういった発想ができた賢い鳥類なのに、どうして托卵される方はそれに気づかないのでしょうか。托卵される親鳥たちは、自分と似ている鳥とつがいになるのに、その相手とは似ても似つかない子供に、これはおかしいとなぜ気付かないのでしょうか。

 托卵する方の母親は巣に卵を1個産んで、その数を合わせるために巣にあった元の卵を1個捨てて減らします。そしてその子は他より早く孵り他の卵を巣から落とします。そのためにヒナの背中は卵を乗せやすい形状になっています。それは餌を独占するためと、たぶん本来のヒナとの違いを気付かせないためだと思います。自然界は本当に不思議ですね。

 カメラはSONY α57、レンズはSony DT55-300 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 5.6、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 散歩道のベニマシコなど

 2024年3月17日は朝の冷え込みがなく、昼間の気温もそれほど低くはなかったのですが、空はほぼ一日中雲に覆われ時折小雨もありました。よって文殊の森公園はあきらめ午後に自宅の周辺を散歩しました。今日の写真はその時に出会った野鳥をご紹介します。散歩コースの一つである根尾川沿いの笹薮の多い道で今シーズン初のベニマシコに出会いました。4,5羽ほどの群れでしたが写真が撮れたのはこのメスだけでした。群れの中にはオスもいたと思うのですが残念です。例年であればこの辺りではいつもアオジカシラダカ、それにこのベニマシコによく出会うのですが、今シーズンはどれもほとんど見かけていません。そんな中で今日ベニマシコに出会えたのは幸運でしたが、今シーズンの鳥たちとの出会いの少なさは、鳥たちの数の減少ではないかのと心配しています。

 2枚目は散歩コースの柿畑で出会ったツグミです。ツグミには常にここで出会うのですが、今シーズンは他の冬鳥と同要個体数が少ないように思います。ところでこの柿畑の柿の木がまた随分と切られてしまいました。サルによる果実被害が年々増え続け、それもあって後継者問題は益々深刻なようです。

 3枚目は今日の散歩ではなく、先日15日に文殊の森公園の文殊山に登った際に出会ったコゲラです。このとき3羽が激しく飛び回っていましたが、もしかするとメスをめぐっての争いだったのかもしれません。この写真のように体を真っすぐに伸ばす姿勢はキツツキ特有なもののように思います。

 カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 9.0、1/320sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 2024年3月16日の野鳥たち

 2024年3月16日は朝から快晴で風も弱く暖かい春の日となりました。昨日開花を確認した自宅のサクランボが今日は4分咲きまで開きました。いよいよ春の訪れを感じます。開いたその花に今日初めてメジロがやって来ました。1枚目はその様子です。

 これが4分咲きの桜、品種はサクランボが採れる暖地です。こうして開花直後はピンク色が強く美しいのですが、だんだんとこの色が薄れ白くなり、ついには薄い肌色になって散ってゆきます。そのころになるとソメイヨシノが咲き始めます。

 午後は自宅周辺の散歩に出かけました。そのコース上に放置された広い農園があるのですが、そこは現在重機が入って整地しています。その工事で農園内で一番の大きな木が切り倒されてしまいました。この木には時々オオタカノスリ、そしてイカルなどが停まっていたのですが、もう無くなってしまいました。ああショック。その農園の次に柿畑を通って根尾川に出るのですが、そこでカワアイサのオスとメスに出会いました。3枚目はそのオスです。

 4枚目は3枚目のオスと共にいたカワアイサのメスです。昨日までこのブログに掲載したウミアイサと見比べると面白いですね。それにしても海水と淡水で住み分ける必要があったのでしょうか。或いは水の質とは別の住み分けの理由があるのかもしれませんが。

 カメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/2,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。