中米コスタリカはエコツーリズムの国として世界的に有名です。その象徴的存在が今日の写真のケツッアールです。この鳥は世界で最も美しいと言われることから有名で、世界中からこの鳥を見るためにコスタリカを訪れます。日本人には手塚治虫アニメの火の鳥のモデルとしておなじみかもしれません。ケツッアールは中米に広く分布していますが特にグアテマラとコスタリカが有名です。グアテマラでは通貨の単位にこの鳥の名が使われており、コスタリカでは高い確率でこの鳥に出会えることができますから。野鳥ファンなら一度は見たい鳥だと思います。
ケツッアールはコスタリカの標高の高いところに分布していますが、その中でもよく出会える場所として有名なのがサベグレ谷です。首都のサンホセから車で2時間ほどの距離にありますが、道路状況が良いことから車で楽に行くことができます。そこには多くのホテルがあり、コスタリカのバードウオッチングのメッカとなっています。地元の人たちは貴重な観光資源であるケツッアールを保護しようといろいろな活動に取り組んでいます。なお当地を訪れた際には現地のガイドを雇うことをお勧めします。そうすれば高い確率で出会えることでしょう。
先ほども書きましたが、ケツッアールのいる場所は標高が高いことから、コスタリカが熱帯地方と言えども朝晩はとても冷えます。昼間でも気温は多分25度を超えることはないと思います。この写真のように暖かい服を用意してお出かけ下さい。
カメラはSONY α550、レンズは Sigma AF70-300 Apo 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離210mm、35ミリ版換算315mm、ISO 800、F 8.0、1/200sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。
